おもしろミニ保険大賞コンテスト
ミニ保険
『ヤングケアラーサポート保険』emo様
副賞:ギフトカード5万円分、記念トロフィー
アイデアの内容
近年、「ヤングケアラー」という言葉が広く知られているように、子どもが自身の親の世話や介護をせざるを得ない家庭が増えています。
ヤングケアラーとなっている子どもたちは、日々の家事や掃除、介護などにより、本来確保されるべき自分の時間を持ったり勉強にやスポーツ等に励む
時間が少なくなっています。特に、将来の目標や夢に向かう気持ちや可能性が、親の事で失われてしまう可能性があることは喫緊の課題だと考えられます。
そこで、「ヤングケアラーサポート保険」では、ヤングケアラーとして頑張っている子どもたちのために進学費用を提供したり、ヤングケアラーの負担軽減の
ためにデイサービスや訪問介護のサービス提供、ヤングケアラーの将来の一人暮らしなどの費用をサポートなど、少しでも子どもたちの負担が軽減される
ような保険を考案しました。
選評
・ヤングケアラー保険。現在多くの地方自治体で問題視されている課題であるため。実現性もあると思われる。
・昨今よく見る「ヤングケアラー」の将来をサポートする補償が温かく感じました。
・令和2年度の厚生労働省の調査では調査に参加した中学校の 46.6%、全日制高校の49.8%にヤングケアラーがいるという結果。
中学2年生の17人に1人(5.7%)が ヤングケアラーであった。社会問題として近年着目されている。声を上げられない子供のサポートと
なればと考えたため。
『仕事を続けながら介護をする人を応援する保険』
長尾義弘様
副賞:ギフトカード5万円分、記念トロフィー
アイデアの内容
親族が要介護認定されると、その契約者である子どもが保険金を受け取ることができる。
ただし、保険金の受け取り条件は就労が条件。という変わった要件が入ってくる。
離職を防ぐのだから、離職をすると保険金の支給が終わってしまうか、減額された一時金を受け取ることができる。
付帯サービスは、介護離職相談などのNPOとの連携による相談サービス。介護についてのセミナーなど。
サポートを充実した付帯サービスを付けることができる。
アイデアの狙い
年間10万人の人が介護を理由に離職しています。しかし、介護離職というのは共倒れになる危険性を孕んでいます。
また、自分の老後資金を貯めることができないし、年金も少なくなり、自分の老後破綻を招く可能性もあります。そこで、介護離職をしないための保険です。介護のために優秀な社員がやめていくのは、企業にとっても本人にとってもマイナスになります。企業が社員のために備える保険という位置づけもできると
考えます。
主要ターゲット
厚生労働省「雇用動向調査」によると、男性は50〜54歳が多く、女性は60〜64歳が最も多くなっています。ただ40代の介護離職もあるので、それに備えます。
企業が優秀な人材が、介護離職によって退職をするというリスクを回避する保険なので、団体保険のような感じでの販売ができればと考えます。
つまり、人材確保のための保険になります。
保険料など
【保険料と保険金額】
保険期間を65歳に設定することで、保険料を安めにできるのでは?
保険金額は、要介護になった場合には毎月2〜3万円。
保険料は、年齢により月額1000円〜3000円
やむを得ず介護離職した場合には、減額をした一時金を給付
【保険金受取り】
親族が要介護2以上。保険期間:65歳
選評
・男女問わない想定顧客層の大きさと社会課題の解決視点が良いと考えました。
・介護離職の絞った補償はタイムリーだという点で評価しました。
・社会問題となっている介護とそれを取り巻く離職問題に向けた保険商品の提案であり、高く評価したいと思いました。
・介護に関する保険は、いろいろとありますが、「就労が条件」というのがユニークだと思いました
『ネットアカウント断捨離保険』 ゆきちゃん様
副賞:Amazonギフトカード1万5千円
アイデアの内容
文字通りネットのアカウントを削除するための保険です。高齢化とネットが進んでいる昨今、高齢で出歩けなくなってもネットで友達と繋がっていることも多いと思いますし、ネットで繋がっているからこそ日々の発見や楽しみがあると思います。ただ、なくなった後ネットのアカウントをそのままにしておくことを嫌だなと思う人もいると思います。友達に頼むのも気が引けます(その時にその友達が元気とは限らないですし)。契約者が亡くなったときや認知症になり自分の意志で削除出来なくなったときに、保険会社が代行削除してくれる保険です。こういう保険があれ直前まで、ネットを使い外の世界に触れられます。
選評:
・着眼点が素晴らしいと感じました。自分自身に何かあった時のためにアカウントの管理や削除の対策については必要があると思いました。
・被害にあった際に一番困ること。これが保険になるとニーズはあるのではないかと感じました。
『「コロナ禍「子供の保護者付き添い入院」サポート保険」』 さくママ様
副賞:Amazonギフトカード1万5千円
アイデアの内容
乳幼児がコロナ禍で長期入院する場合、保護者の付き添い入院か、面会が極力できない患者だけの単独入院かを選ばなければならない。
付き添い入院の場合、付き添いの保護者は外出やほかの家族との交代や接触もできない場合が多い。
①付き添い保護者のベット代や食事代の保障:子供の保険の対象外なので入院日数が増えると金銭的負担が大きくなる。
②残された家族の安心サポート:信頼できるサポーターを保険会社から派遣。
付き添い保護者の食事の手配や着替えの運搬、入院していない家族(兄弟)のお世話な どを行う(希望される家事や入院していない兄弟の見守りや習い事の
送り迎え、食事の用意など)幼い兄弟を残しての付き添い入院は、付き添い入院する親も、残された家族も精神的におおきな負担になります。
すこしでも安心して病気と闘う子供にしっかり寄り添える親でありたいと、コロナ渦に付き添い入院をして感じました。
選評:
・乳幼児は勿論、母親の感染や濃厚接触者認定は、家族のバランスが大きく崩れるため、その対策の必要性を感じます。
・「コロナ禍」に限定せずとも、商品化されればニーズが高いと思います。
『幸せになろう保険』 さくら様
副賞:カタログギフト 5,000円分
アイデアの内容
いじめが原因で子供が自殺してしまう事件を見て、心を痛めることがよくあります。いじめられてる子、またはその家族がこの保険に入ることで、学校を変える費用、カウンセリングや、いじめられている子同士が話せるようにして相談相手を作る場を設ける費用などに充てれるようにします。保険名には「いじめ」を入れず、前向きな名前にしました。」
選評:
・今回は「いじめ」に対する補償をするアイデアが多くありました。中でもこちらの内容は補償項目が絶妙で、特にカウンセリング、第三者との相談の場に
対する補償等、現実の現場ではなかなかお金をかけてできない部分の費用を補うことによって、新たないじめに対する解決手段の提供の可能性が感じられ
ました。
『大丈夫ペット預かるよ保険』 めめ様
副賞:カタログギフト 5,000円分
アイデアの内容
地震や台風などで避難しなくてはいけない時、ペットを避難場所に連れていけるか心配している人が多いと思う。そんな時、ペットを避難所に迎えに来てくれて、一時的に預かってくれるサービスの保険。
選評:
・熊本の震災で被災者の住宅探しを手伝ったことがありますが、ペットを飼っている方は、次の入居先を見つけるのが非常に難しい状況でした。
そうした経験から、ペットを飼っている方には要望があると思います。
『プロレス観戦保険』 野村卓矢様
副賞:カタログギフト 5,000円分
アイデアの内容
自分は大日本プロレスのプロレスラーで、現在ストロングヘビー級のチャンピオンです。プロレスには場外乱闘もありますし、デスマッチの試合もあります。セコンドが誘導したり守ったりしますので、観戦に来られたファンが怪我をする事はないですが、それでも掛け捨ての観戦保険があれば安心かと思います。話題にもなります。申込書の控えというか保険証券に好きな選手のサインを入れるなどの付加をつけて。
選評:
・好きな選手のサイン入り申込書(証券)であれば、満期を迎えると共に捨てられる申込書(証券)が一生の宝物になると思います。
・現役プロレスラーの方のアイデアで、商品化したら話題性もあるし、チケット購入時にあわせて加入すると、入場時にサインや写真メッセージなどが
もらえる、とすれば、加入率も上がるので、商品化できるのでは。面白いアイデアだと思った。
東京都立大学 松田ゼミ
『お祈りメール保険』 小川恵悟様
副賞:Amazonギフトカード5千円分、記念トロフィー
アイデアの内容
現在、就活うつや就活を苦にした自殺などが社会的課題になっています。加えて、コロナ禍の不安や孤独感から、より追い詰められてしまっている学生も
少なくないです。就活生がエントリーする企業の数は約27社。その中で内定獲得数は平均2社と言われており、ほとんどの学生が選考の途中で落ちてしまう
のです。
この保険は、お祈りメールを合計25、50、75、100社以上もらった場合に、応援金を届けます。段階的に応援金を大きくすることで、お祈りメールが
積み重なった際の苦しみを少しでも軽減する効果を期待しています。身近に就活で苦しんでいる友人がいるので、実現して欲しいです。
選評:
・就職活動開始時に加入して(就活サイトなどで)、エントリー数や合否結果もサイトでカウントできるので、合否結果にあわせて、支払いができるのでは?